鼻の障害
嗅覚障害
1 嗅覚障害について
後遺障害等級表上、鼻を欠損しないで、鼻の機能障害のみを残すものについては、特に定められていないため、嗅覚の障害については、機能障害の程度に応じて、準用等級が定められている。
2 後遺障害等級表
第12級13号準用 | 嗅覚脱失又は鼻呼吸困難が存するもの |
第14級9号準用 | 嗅覚の減退のみが存するもの |
3 後遺障害等級認定のための要件
嗅覚の脱失及び嗅覚の減退については、T&Tオルファクトメータによる基準嗅力検査結果に基づいて判断されることから、この検査を行うことが必須である。なお、嗅覚脱失については、アリナミン静脈注射による静脈性嗅覚検査による検査所見込みによって確認しても差し支えないとされている。
嗅覚障害の検査方法について、詳しい説明はこちら